- ホーム
- オブジェクト制作講座
- オブジェクトデータベースを活用しよう!
データベースを活用しよう!
ゲームの情報を管理するために、ステージデザイナーでは「データベース」という仕組みがあります。データベースの中には「データアイテム」とよばれるものを入れることができ、数値などの各種情報を
格納できます。
データアイテムのデータ(値)は、イベントなどで使うことができます。
イベントでつかう値などをデータベースで管理すれば、いいことがあります。
この記事では、どのようにデータベースをつかっていったらいいかを解説します。
もくじ
現在追加コンテンツを製作中です…。例1:値をデータベースで管理
たとえばキャラクターを動かすときにイベントを使いますね。そのとき、どれだけの速度を加算するかをデータベース内のデータアイテムを参照して設定すると、以下のような利点があります。
- 加算量を簡単に変えられます。該当するイベントコマンドを探す必要がなく、データアイテム
編集で対応できます。 - イベントコマンドでデータアイテム内の値を操作すれば、ゲーム実行中に加算量を
変更できます。
それでは、どのように作成していったらいいかを説明しましょう。
オブジェクトに速度を加算するイベントコマンドは、以下のとおりです。
コマンド1:オブジェクト速度加算イベントコマンド
配置オブジェクトに速度を加算する
![]()
設定するイベントパラメータ:
|
オブジェクト→速度・モーション・重力系 |
ここで、このイベントコマンドのイベントパラメータ設定部分を見てみると、
- (X値の参照データアイテム)
- (Y値の参照データアイテム)
この項目は、X(Y)成分加算量をデータアイテムから設定するための項目です。
ためしに「X値の参照データアイテム」を選択し、「設定する」ボタンを押すと、以下のような画面が
現れます。
上図の画面で使用するデータベースを選択して、そのデータベース内のデータアイテムを選択し、
OKボタンをおせば設定完了です。
X方向の速度加算量には、ここで設定したデータアイテムの値を使うことになります。
データベースの種類について
データベースには、
状況によって使い分けるとよいでしょう。
たとえば、オブジェクトデータベースはオブジェクトごと作成
できるので、そのオブジェクトでしか使わない値
(たとえばオブジェクトの移動速度とか)
などをオブジェクトデータベースに使用すると、データアイテムが
見つけやすくてよいでしょう。
ちなみにオブジェクトデータベースはオブジェクトごとに割り当てられ、さらに配置オブジェクト
ごとに異なる値を持つことができます。
たとえばAというオブジェクトデータベースをもった
オブジェクトをマップ上に2つ配置したとします。
(この配置オブジェクトをTとUとします。)
ゲームを実行したとき、TとUは別の値を持つ
ことができるので、イベントコマンドを用いて
てーむ実行中に値を変更させれば、右図のように
同名のデータアイテムに別の値を代入することが
できます。
つまり、オブジェクトデータベースは配置
オブジェクトごとに複製され、それぞれの配置
オブジェクトのもつデータベースは異なる値を
持つことができるのです。
このオブジェクトデータベース内のデータアイテムは、同一オブジェクトのイベントからのみ
読み書きすることができます。
※共有データベースの場合はどのオブジェクトのイベントからでも読み書きできます。
イベントデータベースはイベントごとに作成されるデータベースです。
イベントが開始・終了されるときに値がリセットされます。イベント開始-終了間で一時的に
保持しておきたい値(計算結果など)を記録するのにつかいます。
データベースはすこしわかりにくいかもしれませんが、使っていけば慣れるでしょう。
このページの例を参考につかってみましょう!
- 共有データベース
- オブジェクトデータベース
- イベントデータベース
状況によって使い分けるとよいでしょう。

できるので、そのオブジェクトでしか使わない値
(たとえばオブジェクトの移動速度とか)
などをオブジェクトデータベースに使用すると、データアイテムが
見つけやすくてよいでしょう。
ちなみにオブジェクトデータベースはオブジェクトごとに割り当てられ、さらに配置オブジェクト
ごとに異なる値を持つことができます。

オブジェクトをマップ上に2つ配置したとします。
(この配置オブジェクトをTとUとします。)
ゲームを実行したとき、TとUは別の値を持つ
ことができるので、イベントコマンドを用いて
てーむ実行中に値を変更させれば、右図のように
同名のデータアイテムに別の値を代入することが
できます。
つまり、オブジェクトデータベースは配置
オブジェクトごとに複製され、それぞれの配置
オブジェクトのもつデータベースは異なる値を
持つことができるのです。
このオブジェクトデータベース内のデータアイテムは、同一オブジェクトのイベントからのみ
読み書きすることができます。
※共有データベースの場合はどのオブジェクトのイベントからでも読み書きできます。
イベントデータベースはイベントごとに作成されるデータベースです。
イベントが開始・終了されるときに値がリセットされます。イベント開始-終了間で一時的に
保持しておきたい値(計算結果など)を記録するのにつかいます。
データベースはすこしわかりにくいかもしれませんが、使っていけば慣れるでしょう。
このページの例を参考につかってみましょう!
このような設定は速度設定に限らず、いろいろなイベントコマンドで使用できます。
ただし、以下のことに注意してください。
-
ことができません。
たとえば、オブジェクト速度加算コマンドには、
X方向にどれだけ速度を加えるか設定するのに、
右図のように「X成分加算量」と
「X値の参照データアイテム」の
2つの項目があります。
このとき、「X値の参照データアイテム」の項目で
データアイテムを設定した時に、「X成分加算量」
で設定した値は使用されないことになります。
もしこの状態で「X成分加算量」で設定した値を用いたい場合は、「X値の参照データアイテム」を
選択し、設定するボタンから画像2に示す設定ダイアログを表示させ、
「データベースを使用しない」 設定にする必要があります。
- 設定する項目によって、使用できるデータアイテムの種類が異なります。
たとえば、加算量を設定する場合には整数値データアイテム、配置オブジェクトを設定する
場合には 配置オブジェクトデータアイテムを使用するなど...
(以下執筆中...)
←もくじへもどる